焦って売らない!夏の終わりに意識したいお客様の心理
2026/08/21
お盆が過ぎると…
「そろそろ仕事モードに切り替えないと!」
「9月に向けて動かなきゃ!」
そんな気持ちになる方も多いのではないでしょうか。
ただ、ここで一つ忘れてはいけないことがあります。
それは、お客様の気持ちは、まだそこまで動いていないかもしれないということです。
夏休みが終わっても、生活リズムや気持ちはすぐには戻りません。
暑さの疲れも残っていますし、「何か始めよう」「予約しよう」という気持ちになるには、もう少し時間が必要な方も多いでしょう。
だからこそ、この時期に焦って売り込むより、お客様の心理に合わせた発信を意識することが大切です。
いきなり「フルコース」を出さない
夏休み明けは、自分自身もまだ本調子ではありません。
そんなときに、いきなりフルスロットルで仕事を始めようとしても、なかなかエンジンはかからないもの。
たとえば、体調を崩したあと、ステーキやフルコースは食べませんよね。
まずは、おかゆなど消化の良いものから体に慣らしていきませんか?
仕事も同じです。
まだ通常モードへ戻れていないお客様に、「今だけです!」「キャンペーン始まりました!」と、いきなり"フルコース"を届けても、受け取る余裕がないことがあります。
だからこそ今は、「最近いかがですか?」「毎日暑いですね」そんな一言でも十分。
まずは、お客様が無理なく受け取れる"おかゆ"のようなコミュニケーションから始める。
そのくらいの温度感が、今の時期にはちょうどいいのです。

「選びやすいこと」も、お客様へのやさしさ
もう一つ、この時期に見直したいことがあります。
それは、お客様が迷わず選べる状態になっているかどうかです。
「メニューは多い方が親切」
そう思って、サービスを増やしてしまうことはありませんか?
でも実は、人は選択肢が多すぎると、かえって決められなくなることが分かっています。
これは「ジャムの法則」として知られている考え方です。
24種類のジャムを並べたお店より、6種類だけ並べたお店の方が、購入率が高かったという実験があります。
選択肢が増えるほど、「私にはどれが合うんだろう?」と考える負担が大きくなるからです。
サロンでも同じ。
メニューが多すぎたり、説明が複雑だったりすると、お客様は迷ってしまいます。
中には、「どれがおすすめですか?」と聞いてくださる方もいるでしょう。
でも実際には、聞かずに「また考えます」と帰ってしまう方も少なくありません。
「選べること」は、一見お客様のためのように思えますが、選択肢が多すぎることが負担になり、決めきれなくなってしまうこともあるのです。
だからこそ、「あなたにはこちらがおすすめですよ。」と安心して選べる状態をつくることも、お客様への大切なサポートになります。

今だからこそ、やっておきたいこと
以前にも、「秋の集客につながる3つの仕込み」というブログで、秋に向けて準備しておきたいことをお伝えしました。
・企画を少しずつ予告すること
・お客様とのコミュニケーションを続けること
・申し込み導線を整えること
どれも大切な仕込みですが、その前に意識したいのが、今のお客様がどんな状態なのかということです。
まだ夏休みモードが抜けきっていないお客様に、いきなりフルコースのような発信を届けても、受け取る余裕がないかもしれません。
だからこそ今は、おかゆのように受け取りやすいコミュニケーションから始める。
そんな温度感を意識しながら、秋への準備を進めていきましょう。



